2017年11月15日水曜日

狙った恋の落とし方

こんにちは、大島です。

「非誠勿擾」を見ました。また、中国の映画です。
日本語だと「狙った恋の落とし方」ですね。


実は前期にも中国の映画「初恋のきた道」を見ています。
その時のブログは右のリンクから→初恋のきた道

さあ、「狙った恋の落とし方」について。
監督は馮小剛(フォン・シャオガン)さんです。本作品では脚本も手がけています。
「女帝」「イノセントワールド天下無賊」等々のエンターテイメント作品を多く手がけ、中国で観客動員数の記録を持っている監督だそうです。
作中では前半は中国国内で撮影が行われ、途中から日本での撮影だったそうです。
日本では北海道を舞台にし、スケールの大きな自然を背景に物語が展開しています。
2009年正月映画として香港・中国本土で上映されました。

 あらすじ 
 主人公はそろそろ身を固めようと“結婚相手募集”の広告を出してみる。
「ハンサムでリッチな男を求めるなら応募は無駄。高学歴、上海女、企業家もお断り。こちらの希望としては、外見はトレンディー系、内面はコンサバ系、心身共に健やかで、若干しとやかなタイプならなお良い。あまり気を回しすぎる性格は困りもの。当方の性格はオープンで、気が小さいので大悪人にはなれず、社会的には有益無害。興味のある方は連絡を。『冷やかし お断り』」と募集をかけた。
  
 そんな広告を見てはじめに応募してきた花嫁候補は、主人公のかつての同僚で密かに想いを寄せていたという同性愛者(男)だった。彼は同性愛者を否定せずとも、結婚はできないと言い、次の花嫁候補と会うことにした。

 次の相手は墓地販売のセールスレディであった。親孝行のために墓地を買ったほうがいいとチンに強く勧めるトレンディーな美人。古風な一面もあり理想のタイプと思ったのだが、彼女がセールスレディ。あきらめるほかなかった。
 
  次々にお見合相手がみつかる。次の場所である古めかしい迷宮のようなカフェで待っていたのは、目の醒めるような美人スチュワーデスの笑笑(シャオシャオ)であった。妻子ある男との不倫関係に悩んでいるシャオシャオは、気晴らしのつもりでチンとの見合いに応じてきたのだった。

 主人公は失望しながらもシャオシャオを邪険にはできず彼女の悩みを聞いてやりながら、チンもまた秘められた過去の苦しみを告白する。 主人公は杭州出身の母親のために住宅の物件見学をしようと思い立ち、ついでに見合いもしてこようと杭州に出向く。杭州行きの飛行機のビジネスクラスに乗り込むと思いがけずシャオシャオが乗務するフライトで、しかも偶然シャオシャオの不倫相手も妻同伴で乗っていた。感情の火花が散るフライトで、シャオシャオはすっかり気分が落ち込み杭州で休暇を取った。

 シャオシャオは主人公に結婚を前提にした付き合いをしたいと言う。ただし、「結婚しても、心は愛する男のところへ行くのを許してほしい」という条件つきで。そして、心の整理をつけるために彼女の恋愛が始まった北海道へ一緒に行ってほしいと申し出る。

 北海道では、過去の彼氏との思い出にシャオシャオが時折、不穏な表情を見せながらも、主人公との旅行を楽しむ。
夕暮れの風を受けながら並んで柵に腰掛ける主人公とシャオシャオ。「今夜わたしはあなたのものよ。」と言うシャオシャオ。「今夜だけならいらない。君を愛してるから大事にしたいんだ」と答える。 

  明け方シャオシャオは置き手紙をしていなくなった。 手紙には「偽りのないあなたの心と汚れのない北海道の景色が人生の喜びを取り戻させてくれることを願っていた。でも過去の愛にボロボロになったわたしは、もがけばもがくほど思い出に引きちぎられる。・・・・・もっと早くあなたに出会えたらよかった。・・・・・探さないで下さい。」と書いてあった。

 必死の捜索の末、シャオシャオの行方が判明した。置き手紙をしたあとシャオシャオは岬の崖の上から飛び降りたのだった。幸い命はとりとめたものの車椅子の生活を余儀なくされたシャオシャオと結婚することにする。 シャオシャオと共に中国へ帰国する。 道中、船内を散歩しながらシャオシャオは過去の恋人への言葉を留守電に残し、自分の想いとともに携帯電話を放り投げ捨てた。


 感想 
 冒頭では、日常にある会話の中に、少し笑ってしまうようなユーモアのある駆け引きから始まります。その後、同性愛についてのシーンがあります。映画などで扱う場合、扱い方が難しいと思いますが、この映画では配慮が見られました。同性愛者=1歩進んだ存在、として同性愛者でない主人公は、自身のことを「男を受け入れる余裕がない」と反省する場面でした。ここのシーンでは中国での同性愛者に関する考え方が少々盛り込まれているのかもしれません。

 主人公である中年男性が結婚相手を探していく物語のため、映画の前半部分はは主人公と1人の女性の対話で物語が進んでいきます。主人公は冒頭から30分ほど、お節を被っていたが、数人目の女性と話している途中で、帽子をとりました。その後、過去の秘密にしていた話をしたことから、帽子は主人公の心理状態を表していて、基本的に最初の数人には心を開いていなかったと考えられますね。

 その後も、民族意識が高い女性やメモを取らないと何を話していたかわからない上人の顔も覚えられない女性、夫を亡くしてしまった女性など、比較的個性の強い登場人物が多い印象でした。これは、2つの理由があるのかなと考えました。1つ目は、そもそもそのような個性の強い登場人物でないと印象が弱いことだと考えられます。2つ目は、中国で結婚広告を見て、実際に会いに来るような人はそのような何かしら問題を抱えているひとが多いのかもしれないということですね。中国の婚活事情を表している作品だと思いました。
 
 また、映画内での「恋愛」の表現も面白いと感じました。
「一目惚れは1目見て惚れるものではなく、匂いでするもの。」
運命的な出会いで感じられる匂いは一瞬でわかるらしいです。面白い捉え方ですね。

 この映画で出て来るロケ地も状況を合わせたもので良いと思いました。冒頭では様々な女性と会うシーンが短時間で描かれ、忙しいイメージということで都会での撮影が多かったです。しかし物語が進み、落ち着くと田舎の風景に多くなりました。

 さらにこの映画の面白いところは、人間臭さが現れているところです。結婚相手を同時に数人約束し、選別するなどとても人間臭さが現れていると思います。探されている女性側もまた、男性たちを何人も同時に見比べていて、人間の醜さをユーモアを少し交えて、表現している映画だと感じました。また、映画の後半での舞台は北海道に移っており、中国の人が日本に来るきっかけになる映画でもあったそうです。


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いや〜久しぶりに長文書きましたね。
さすがに疲れたので、今回はこの辺で失礼します!


【こじこじ日々勉強!】

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